池谷豆腐店(本店)

豆腐作ってません/多趣味オタクの雑記

推しのぬいが欲しくて作った話

全国13億人の推しぬい活動をされてるみなさまこんにちは! 池谷(みきはる)です。

突然ですが、創作活動って楽しいですよね。

 

近年、キャラクターのぬいぐるみを自作される方が増えているらしく、専用の書籍が出たり、手芸屋さんでは特設のコーナーが作られるほど。

 

「ぬいぐるみって自作出来るんだなぁ…。」と知ってから俄然とぬいづくりに興味が湧いてきており、それなら自分の好きなキャラをぬいで作るか〜~。のノリで始めてみました。

 

普段からプラモデルなど、プラスチックを相手に工作することは長いこと続けていましたが、裁縫に関してはド素人。

おまけに最後に針を握ったのは中学生以来という有様。

玉結びと玉留めは辛うじて手が覚えてました。あぁ、義務教育の恩恵。

 

こんな壊滅的なスキルでも完成できるのか…と自分で少々心配になりましたが、

道具も一通り揃え、完成させる期限も決まり、あとに引けない状態になったので、作り始めました。

 

 

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今回作っていくのは ときめきアイドルに登場するキャラ、立川美翠(cv.井上ほの花)です。

 

ありがたいことにお手軽に作る方法もあるのですが、せっかく作るなら拘りたい!ので 目の部分を刺繍で再現していきます。

 

型紙にイラレで描いて印刷したものを刺繍用のシートに書き写し、さらに布と合わせ刺繍枠というものをはめた状態です。

 


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まず、黒や任意の刺繍糸で アウトラインステッチと呼ばれる縫い方をしてます。

 

これやらなくても刺繍できるのですが、綺麗に仕上げるならやっても損はない工程だと思います(素人並意見)

 


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慣れない刺繍針に苦労しながら アウトラインを縫った後は内側の部分に縫いたい色でサテンステッチ。

 

ロング&ショートステッチという縫い方もありますが、今回は諦めました(一敗)

 

ちなみに刺繍糸メーカーにこだわりはなく、COSMOをなんとなく選んで使ってます。

他にもオリムパスとかDMCとか色々なメーカーから出てますが、メーカーによる差異は正直わかってないです。

 

まあ、模型的に言うとタミヤとかMr.カラーみたいなものですね(適当)

 

 


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ひいこら言いながらようやく全てのステッチが終了。

ちなみに刺繍シートは水で溶けるタイプですが、力で引きちぎりました。力こそ正義。

 

締切が2月8日で、既に1月末。これ、間に合うんかなぁ…

 


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とりあえず、緑色のラインで布を裁ちます

 

 


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大きいギョウザの皮にしか見えませんが、あごの部分と後頭部を縫い合わせてます。

 

 


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あまりにも黙々と作業をしすぎてて、すでに身体と頭部の接合まで終わってます。

 

今回は、Little closetさんから発売されている ぬいの素を使っております。

すでに身体の部分が縫った状態で用意されているので、そのぶん楽になってます。

 

 


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少し綿を詰めながら、ぬいスケルトンを入れてます。

これを入れると、ポーズを取らせることが出来るんですね〜。

 

使用した綿はつぶわたで、鉗子(かんし)で詰めました。

 

 


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コの字縫いで ぬいスケルトンと綿を入れた穴を縫いましたが、後頭部がシワシワに🥲

綿が足らなかったか?

 

 

 


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お次は髪のパーツに着手

「ぬいのウィッグ型紙Book」に掲載されている型紙をアレンジして、なんとかそれっぽくなるように…

 

 

 

 


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髪のパーツに関しては、そこまで苦戦する要素はなかったですが、後頭部の長さが短すぎて一度作り直しました()

 

あれだけ髪のパーツは気持ち長めに作っておけと言われてたのに…

 

 


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一番大事な部分かもしれない、ポニーテールの部分。

 

とりあえず、載っていた型紙をアレンジしてそれっぽく。

 

 


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今作ってる みどりちゃんのポニテは二股に分かれている少しだけ個性的な髪型をしてます。

 

普通のポニテだったら楽なのに

 

 


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すごい!!! なんか思ってた以上にそれっぽいのができたぞ!!(IQ3)

 

 

 

 

 

ポニテを仮固定。

 

 

あ〜〜〜〜〜。

これは立川美翠

 

あまり似てないのではと懐疑的だったんですが、それは杞憂におわりました。

 

 

 


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最後に残るは一番懸念してた洋服作り👊

 

 

 


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布を切って頑張って作ります。

袖が無いからか、なんか焼肉用のエプロンみたいだな…(遠い目)

 

このあと苦戦しながら袖付けました(画像なし)

 

 


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スカート作ってます。

左右対称に折れてる特徴的なプリーツなので、頑張って再現します。

 

 


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スカート裾部分に青い布を貼り付け

 

 


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裾の金色のラインは、金色の刺繍糸で。

 

 

 

襟の部分を現物合わせて作ってます。

 

 


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結局、刺繍での再現はやめて金色のペンで ラインの表現をすることにしました。

(使用したペンはユニのシグノ 0.8 金色)

 

てか最初からこれでよかったじゃん

 

 


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最後に細かい装飾品を付けたり、タミヤウェザリングマスターHで、頬に赤みを足していよいよ完成です。

 

(ウェザリングマスター、こんなところでもお世話になるとは…)

 

 

 

 

 

で、できたー!!!!!

 

気がつけば、イベント当日の深夜1時。喜びもひとしおです。

 

 


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(イベント会場にて)

ぬいってこの撮り方出来るからいいよな〜と思ってました。手元に実在する嬉しさよ。

 

 

 

 

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イベント終わってから作れてなかった靴下作りました。

(100円ショップの靴下を切って縫ってそれっぽく)

 

 

 


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こだわりの(?)ポニテ部分。

 

二股に別れてるポニテ、いとおかし。

 

 

 


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前述したように骨を入れてるので、座らせることもできるぞ!!!

 

かわいい!!!!

 

 

 

 

美翠ちゃんなら、となりでグラディウスして遊んでるけど? ごっこもこれで捗りますね!!(ない) (グラディウスPCエンジン派だけど?)

 

 

 

●あってよかった道具

最後に買ってよかったなと思う道具の紹介です。

 

・刺繍用針(クロバーのピーシング針)

言わずもがな。やっぱりこの手の道具はケチっちゃダメです。

 

デスクスレダー(卓上糸通し)

針の穴に糸を通してくれる道具。

刺繍用針の穴小さくて、入れるのが至難の業なので これなかったら完全に詰んでました。

 

フリクション ファインライナー

熱で消えるので、布に描いたり 刺繍シートに描いたり重宝しました。

メリットは熱を加えると消えることで、デメリットは熱を加えると消えることです。

 

・鉗子(かんし)

医療道具でも有名なんですかね? 綿を詰めたり、生地をひっくり返すのに使いました。

これ使ってると手芸やってる感めっちゃ出ます。

 

・布用接着剤(裁縫じょうず)

手芸の難易度を下げてくれた革命的道具。

塗ってアイロンかけるだけでくっつくので、洋服作りではかなり重宝させてもらいました。

 

・仮止めクリップ

まち針の使い方下手なので、この固定用クリップが使いやすくて多様してました。

100円ショップに売ってるもので大丈夫です。

 

・拡大鏡つきLEDスタンド

部屋は薄暗いし、手元と目元が近くて目が疲れる悩みがあって導入したもの。

刺繍は少しのズレでも完成度に影響するので、高いクオリティを目指す人にはあってもいいかもしれません。

 

 

推しぬい作りに必要な材料とおすすめ道具 | 推しぬいの作り方お役立ちブログ

↑詳しく知りたい方はこちらの方が書かれてるブログ記事を参照してもらえるといいかもしれません

 

 

ぬい作りいざ始めてみると、慣れなくて大変なことも多々ありましたが、

大変なりに楽しいですし、完成したら愛着湧くしで、いい趣味だな~と思いました。

あと経験がなくても案外形になってくれるんだなという発見もありましたし。

 

せっかく道具を一式揃えたので、年内に何人か作りたいな〜~とは思ってます。(作りたい子は何人かいるので)

 

 

それでは✋